
「LP制作を依頼したら、どのくらいで完成しますか?」
LP制作の依頼を検討している方からよくいただく質問です。結論から言うと、LP制作の標準的な納期は4〜6週間程度ですが、内容・規模・素材の準備状況によって大きく変わります。
当メディアは2009年の開設以来、17年間にわたって国内外のLPを収集・掲載し続け、その数は3,000枚以上。LP制作の現場を長年見てきたからこそわかる、LP制作の各工程と納期の目安、そして納期を左右するポイントを詳しく解説します。
この記事でわかること
- LP制作の標準的な納期の目安
- 各工程の内容と期間の詳細
- 納期が延びる3つの原因
- スムーズに進めるために発注者が準備すること
- 「急ぎ」の場合の対処法
LP制作の納期目安:早見表
まず全体感をつかんでいただくために、LP制作の納期目安を規模別にまとめました。
| 規模・内容 | 納期目安 | 主な内容 |
|---|---|---|
| シンプルLP (テンプレート活用・短め) | 1〜2週間 | テンプレートベース・修正少なめ・素材は発注者が用意 |
| スタンダードLP (フルオーダー・標準) | 4〜6週間 | ヒアリング→WF→デザイン→コーディング→修正→公開 |
| ハイエンドLP (戦略設計・コピー込み) | 6〜10週間 | 戦略設計・コピーライティング・アニメーション等を含む |
| 特急対応 (最短納期) | 3〜5営業日 | 別途特急料金が発生するケースが多い。内容は限定的 |
最も一般的なスタンダードLPの4〜6週間を前提に、以下で各工程を詳しく解説します。
LP制作の全工程と各フェーズの期間
LP制作は大きく5つのフェーズに分かれます。制作会社が主体となるフェーズと、発注者の対応が必要なフェーズがあります。
- 2〜3日ヒアリング・概算見積両者目的・ターゲット・競合・参考サイト・予算・納期希望などをヒアリングします。オンラインミーティング(30〜60分)または詳細ヒアリングシートへの記入で進めるケースが多いです。ヒアリング内容をもとに概算見積もりを提示します。
- 3〜5日契約・素材収集発注者発注書・契約書を締結したのち、制作に必要な素材を収集します。テキスト原稿・商品写真・ロゴデータ・競合サイトのURL・参考デザインなどを用意します。このフェーズが最も遅延しやすい工程です。素材が揃わないと次のフェーズに進めないため、早めに着手してください。
- 5〜7日サイトマップ・ワイヤーフレーム作成制作会社LPの構成・情報の流れ・各セクションの配置を設計します。デザインを始める前の「設計図」にあたる工程で、ここで発注者と認識を合わせることが完成物の品質を大きく左右します。ワイヤーフレームの確認・承認後にデザインフェーズへ進みます。
- 2〜3日ワイヤーフレーム確認・承認発注者制作会社から提出されたワイヤーフレームを確認し、修正点があればフィードバックします。このタイミングで構成・セクション数・情報の流れを確認しておくことが重要です。デザイン完成後に「構成から変えたい」となると大幅な手戻りが発生します。
- 7〜10日デザイン制作制作会社承認されたワイヤーフレームをもとに、デザインカンプを制作します。PC版・スマートフォン版の両方を制作するのが一般的です。ファーストビューを先に提出してデザインの方向性を確認したうえで、全セクションを制作するフローを取る制作会社が多いです。
- 2〜3日デザイン確認・修正フィードバック発注者完成したデザインカンプを確認し、修正点をまとめてフィードバックします。修正は1〜2回のラリーで完結させるのが理想です。修正指示はまとめて一度に出すことで、制作会社とのラリーを減らし納期を守りやすくなります。
- 5〜7日コーディング・実装制作会社承認されたデザインをHTML/CSSでコーディングし、WordPressなどのCMSへの組み込み・フォーム設定・アクセス解析タグの設置などを行います。スマートフォン表示(レスポンシブ対応)の確認・アニメーション実装なども含まれます。
- 2〜3日テスト・最終確認両者PC・スマートフォン・各ブラウザでの表示確認・フォームの動作確認・リンクの確認などを行います。発注者側でも実際にテスト送信・確認をしていただくフェーズです。問題がなければ公開に進みます。
- 1日公開・DNS設定制作会社最終確認後、公開作業を行います。ドメイン・サーバーの設定が未完了の場合は事前に準備が必要です。公開後のアクセス解析の確認・Googleサーチコンソールへの登録なども対応します。
標準的なスケジュールまとめ
| フェーズ | 期間目安 | 主な担当 |
|---|---|---|
| ① ヒアリング・概算見積 | 2〜3日 | 両者 |
| ② 契約・素材収集 | 3〜5日 | 発注者 |
| ③ WF作成・確認 | 7〜10日 | 制作会社→発注者 |
| ④ デザイン制作・確認 | 9〜13日 | 制作会社→発注者 |
| ⑤ コーディング・テスト | 7〜10日 | 制作会社→両者 |
| ⑥ 公開 | 1日 | 制作会社 |
| 合計(目安) | 約4〜6週間 |
納期が延びる3つの原因
LP制作の現場でよく起きる「納期遅延」のパターンを紹介します。いずれも事前に対策できるものです。
原因① 素材・原稿の準備が遅れる
納期遅延の原因として最も多いのが、発注者側の素材・原稿の準備遅れです。「制作が始まってから用意すればいい」と考えていると、コーディングが完成しているのに写真素材が揃わない、という状況になります。
特に遅れやすい素材
- 商品・サービスの写真(撮影が必要なケース)
- お客様の声・導入事例(許諾取得に時間がかかる)
- テキスト原稿(ライティングを自社で行う場合)
- ロゴデータ(AI・EPS形式が見つからないケース)
対策:契約と同時に「必要な素材リスト」を制作会社から受け取り、ヒアリング期間中に並行して準備を始めましょう。
原因② 修正指示が小出しになる
デザイン確認の際に修正指示を小出しにすると、「修正→確認→再修正→再確認」のラリーが続き、納期が大幅にずれ込みます。
対策:修正は必ず一度にまとめて伝えましょう。「まず全部確認してから、修正点をリストにして一度で送る」というルールを制作会社と事前に決めておくと効果的です。
原因③ 確認・承認の返答が遅い
ワイヤーフレームやデザインカンプの確認依頼が来たときに、社内承認や確認に時間がかかって返答が遅れると、その分だけ納期が後ろにずれます。
対策:制作会社からの確認依頼が届いたら3営業日以内に返答することを社内ルールとして決めておきましょう。確認ができない時期(年末年始・繁忙期等)は事前に伝えておくことも大切です。
スムーズに進めるために発注者が準備すること
発注者側の準備が整っているほど、LP制作はスムーズに進み、完成物の品質も上がります。
発注前に準備しておくと良いもの
- サービス・商品の説明資料:会社案内・商品パンフレット・営業資料など
- ターゲット像のメモ:誰に・何を・どう伝えたいかを整理した簡単なメモでもOK
- 参考にしたいサイトのURL:デザイン・訴求ともに「このイメージに近い」というサイトを3〜5個
- NGのデザイン・色:「これだけはやめてほしい」という禁止事項
- 競合他社のURL:差別化のヒントになる
- ロゴデータ(AI・EPS・PNG形式)
- 写真・画像素材:あるものだけでもOK。フリー素材で代用するか相談できる
すべて完璧に揃える必要はありません。「今持っているもの」をリストアップして制作会社に共有するだけでも、ヒアリングの質が上がり、制作がスムーズになります。
「急ぎで公開したい」場合の対処法
キャンペーン・イベント・商品リリースなどに合わせて急ぎでLPを公開しなければならないケースがあります。その際の現実的な選択肢を紹介します。
| 方法 | 納期目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| 特急対応を依頼する | 3〜5営業日 | 特急料金(通常費用の20〜50%増)が発生するケースが多い。対応できる制作会社が限られる |
| ノーコードツールで自作する | 1〜3日 | STUDIO・Wix・ペライチ等。クオリティは限定的だが最速で公開できる |
| まずシンプル版を公開し後から改修 | 1〜2週間 | テンプレートベースの簡易版を先に公開し、本格版を並行制作する方法。機会損失を防ぎながら品質も確保できる |
「急ぎ」で失敗しないために
公開の締め切りが決まっている場合は、制作会社への発注は締め切りの8〜10週前に行うのが理想です。「締め切り1ヶ月前に依頼して間に合いますか?」という相談は現実的に難しいケースが多く、品質を下げるか特急料金を払うかの選択になります。
まとめ:LP制作の納期を守るために
納期をスムーズに守るためのポイント
- 標準的な納期は4〜6週間。余裕を持って発注する
- 素材・原稿の準備を契約と同時に並行して始める
- ワイヤーフレーム確認の段階で構成・セクションをしっかり確認する
- 修正指示はまとめて一度に出す
- 確認依頼には3営業日以内に返答する
- 締め切りが決まっている場合は8〜10週前に発注する
LP制作の納期は、制作会社の技術力だけでなく発注者側の準備と対応速度にも大きく影響します。スムーズな制作進行のために、発注者として何を準備し、どう関わるかを事前に理解しておくことが大切です。
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