「LP制作を外注したいけど、費用はどのくらいかかるの?」

LP制作の費用は、数万円から100万円超まで幅が広く、初めて発注する方は相場感をつかみにくいのが実情です。

当メディア「ランディングページ集めました」は、2009年の開設以来17年間・3,000枚以上のLPを収集・掲載してきました。成果を出しているLPと出せていないLPを長年見比べてきた経験から、LP制作の費用相場と、格安発注のリスク、正しい予算の考え方をわかりやすく解説します。

この記事でわかること

  1. LP制作費用の相場早見表
  2. 費用を決める5つの要素
  3. 格安LP制作の実態と3つのリスク
  4. 「高ければ良い」は本当か
  5. 費用対効果で考える正しい予算の決め方
  6. 発注先別の費用と特徴比較
  7. 見積もり前に確認すべき5つのポイント
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LP制作費用の相場早見表

まず結論から。LP制作の費用相場を制作内容別にまとめました。

プラン費用目安(税抜)主な内容向いているケース
格安・テンプレート型3万〜10万円テンプレートベース・修正回数少なめ・短納期テスト目的・予算が限られている
スタンダード型15万〜50万円フルオーダーデザイン・ヒアリング・修正対応あり本格的に成果を出したい(最も一般的)
戦略込みハイエンド型50万〜150万円以上戦略設計・コピーライティング・広告連携まで予算があり、成果に全力投資したい
自社制作(ノーコード)0〜数万円STUDIO・Wix・ペライチ等を使って自作内製リソースがある・まず試したい

オレンジ強調行の「スタンダード型(15万〜50万円)」が最も一般的な選択肢です。この記事ではこの価格帯を中心に解説していきます。

費用は「ページ数」によっても大きく変わります
上記はLP1本(1ページ)の目安です。縦に長い1ページ完結型のLPでも、デザインのボリューム・セクション数によって工数は大きく変わります。「LPが欲しい」という依頼でも、10万円の仕事と100万円の仕事では中身がまったく異なります。

LP制作の費用を決める5つの要素

「なぜこんなに価格差があるのか」を理解するために、LP制作費用を構成する要素を整理します。

① ページのボリューム・情報量

「1枚のLP」といっても、実際の制作ボリュームは大きく異なります。スクロール量が少ないシンプルなLPと、ファーストビュー・訴求ポイント・お客様の声・FAQ・CTAを充実させた縦長LPでは、デザイン・コーディングの工数に数倍の差が出ます。

一般的にデザインカンプ(PSD・Figmaファイル)のページ数換算で3〜8ページ分の情報量があることが多く、これが費用に反映されます。

② デザインのオーダー度

テンプレートを流用するか、ゼロからフルオーダーで設計するかで費用は大きく変わります。

デザイン方式費用への影響特徴
テンプレート流用低め他社と似たデザインになる・独自性が出にくい
AIツール活用中程度コストを抑えつつオリジナル要素を入れられる
フルオーダー高めブランドに合わせた独自デザイン・差別化できる

③ コピーライティングの有無

LPの成果を最も大きく左右するのは、実はデザインよりもコピー(文章)です。キャッチコピー・訴求文・お客様の声の編集・CTAボタンのテキストなど、LP全体のライティングを制作会社に依頼すると、その分費用が上がります。

原稿をご自身で用意できるなら費用を抑えられますが、「書けるけど成果につながる文章かどうかわからない」という場合は、コピーライティング込みのプランを検討する価値があります。

④ CMS・コーディングの複雑さ

WordPressへの組み込み・特定フォームシステムとの連携・アニメーション実装など、コーディングの複雑さによって費用は変動します。

  • 静的HTML(シンプルなコーディング)→ 費用低め
  • WordPress組み込み → 標準的な追加費用
  • カート・決済システム連携 → 大幅な追加費用
  • スクロールアニメーション・インタラクション → 追加費用

⑤ 公開後のサポート範囲

制作費用に「公開後のサポート」が含まれているかどうかも確認が必要です。

  • テキスト修正・画像差し替えのみ → 比較的安価
  • アクセス解析・レポーティング → 月額料金が別途発生
  • A/Bテスト・改善提案 → 継続契約として別見積もりが多い

「公開後に自分で更新したい」のか「運用もまるごと任せたい」のかで、必要な費用の総額が変わります。

格安LP制作の実態と3つのリスク

「LP制作 格安」「LP制作 3万円〜」といった広告をよく見かけます。予算が限られている場合は魅力的に映りますが、格安LP制作には特有のリスクがあります。3,000枚以上のLPを見てきた経験から、実態をお伝えします。

リスク① テンプレートの使い回しで差別化できない
格安LP制作の多くは、既存テンプレートに文言と画像を差し込むだけの「当てはめ型」です。競合他社も同じテンプレートを使っている可能性があり、訪問者に「どこかで見たことがある」という印象を与えてしまいます。特にファーストビューのデザインが似通っていると、ブランドの信頼感が損なわれます。

リスク② 「修正が有料」で最終的に高くなる
初期費用を安く見せておき、修正のたびに追加費用を請求するビジネスモデルのケースがあります。「1修正〇万円」「デザイン変更は別途見積もり」といった条件が契約時に明記されていない場合は要注意です。最終的な総費用が当初の2〜3倍になるケースも珍しくありません。

リスク③ 「成果」への責任がない
格安制作の多くは「コーディング作業」としての請負です。「どんな訴求にするか」「ターゲットの心理に合っているか」「CTAの配置は適切か」といった成果に直結する設計の視点がなく、見た目はできていても成果が出ないLPが納品されるケースがあります。

もちろん、格安LP制作が必ずしも悪いわけではありません。「まずテスト的に公開したい」「A/Bテストの比較用パターンをシンプルに作りたい」「予算が本当に限られている」というケースでは有効な選択肢です。

問題は「成果を出すためのLPを格安で依頼しようとすること」です。LP制作に何を求めているのかを明確にしたうえで発注先を選びましょう。

「高ければ良い」は本当か

費用が高いLP=成果が出るLPとは限りません。3,000枚以上のLPを見てきた経験からも、シンプルで地味なデザインのLPが高い成果を出している一方、洗練されたビジュアルのLPが期待通りの成果を出せていないケースは多くあります。

LP制作における費用と成果の関係はこう考えるとわかりやすいです。

費用と成果の関係を決める3つの要因

  1. ターゲットへの訴求精度:誰に・何を・どう伝えるかの設計力
  2. 構成・コピーの質:訪問者の心理に沿ったストーリー設計
  3. 継続的な改善:公開後のデータに基づくA/Bテストと修正

高額な制作会社に依頼してもこの3点が弱ければ成果は出ませんし、予算を抑えた制作でもこの3点が機能すれば成果は出ます。

「いくら払うか」より「何を依頼するか」を明確にすることが、LP制作費用の正しい考え方です。

費用対効果で考える正しい予算の決め方

LP制作予算は「なんとなく30万円くらい」ではなく、期待するビジネス成果から逆算して決めるのが正しいアプローチです。

逆算で予算を決める計算式

以下の計算で「LP制作にいくらまでかけられるか」の目安が出ます。

LP制作の適正予算 = 月間想定CV数 × 客単価 × 目標回収月数 × 粗利率

例:月間CV10件 × 客単価5万円 × 3ヶ月回収 × 粗利50% = 75万円まで投資可能

もちろんこれは上限の目安であり、初めての発注では慎重に設定することをおすすめします。ただし「費用を抑えること」が目的になると、成果への投資が不十分になるリスクがあります。

まず小さく始めて改善する考え方

予算が限られている場合は、以下のアプローチが有効です。

予算が少ない場合の進め方

  1. まずシンプルなLPを制作して公開(スタンダード型・15〜30万円程度)
  2. アクセスデータ・CVデータを見て改善ポイントを特定
  3. A/Bテストでキャッチコピー・CTA・画像を比較改善
  4. 成果が出始めたら追加投資して本格的なLPに育てる

「完璧なLPを作ってから公開する」より、「動くLPを早く公開して改善を続ける」方が、最終的には成果につながりやすいです。

発注先別の費用と特徴比較

発注先費用目安強み弱みこんな方に
大手Web制作会社100万円〜実績・ブランド力・体制が整っている担当者が変わりやすい・小回りが利かない・高額大手企業・ブランド重視
中小Web制作会社30〜100万円実績があれば品質が安定・窓口が一本化されやすい会社によって品質のばらつきが大きい一定の品質でコストを抑えたい
フリーランス10〜50万円コスト低め・スピード感・密なコミュニケーション対応範囲が限られる場合がある・リスク管理が必要スピード重視・予算を抑えたい
LP特化の制作者30万〜LP業界の知見・成果への意識・一気通貫の対応業界知見があるか事前確認が必要成果重視・改善まで任せたい
クラウドソーシング3万〜15万円費用が安い・スピードが早い品質のばらつきが最も大きい・成果責任なしテスト目的・予算が非常に限られている

オレンジ強調行の「LP特化の制作者」は、LP業界のトレンドや成果を出す構成を深く理解しているため、「作って終わり」ではなく改善まで一貫して対応できる点が特徴です。LP専門メディアを運営しているなど、業界への継続的なアンテナを持っているかどうかを選ぶ基準にするとよいでしょう。

見積もり前に確認すべき5つのポイント

複数社から見積もりを取る際、金額だけで比較すると判断を誤ります。以下の5点を必ず確認してください。

① 修正回数と修正の定義

「修正〇回まで無料」とある場合、「修正」の定義が制作会社によって異なります。テキスト変更のみなのか、レイアウト変更も含むのかを事前に確認しましょう。ワイヤーフレーム(構成案)確認のステップがあるかどうかも重要です。

② 素材・原稿の用意範囲

テキスト原稿・写真素材・ロゴデータなど、「何を自分で用意し、何を制作会社に依頼するか」を明確にします。ライティング・撮影・素材調達がオプション扱いになっているケースが多く、後から追加費用が発生する原因になります。

③ 著作権・データの帰属

納品後のデータ(デザインデータ・ソースコード)の著作権が誰に帰属するかを確認します。「制作物の二次利用は別途費用」という条件が設定されている場合があります。将来的にLPを改修・流用する可能性がある場合は事前に交渉しましょう。

④ 納期と制作フロー

LP制作の標準的な納期は3〜6週間程度です。「最短〇日」と謳っている場合、修正対応が十分でないケースがあります。制作フロー(ヒアリング→ワイヤーフレーム→デザイン→コーディング→確認)が明示されている制作会社を選ぶと、認識のズレが起きにくいです。

⑤ 公開後のサポート・改善対応

「LP制作費用にはここまでが含まれる」という範囲を明確にします。公開後のテキスト修正・アクセス解析・A/Bテスト・改善提案が含まれるかどうか、含まれない場合の月額費用感を事前に確認しましょう。

見積もり比較チェックリスト

  • 修正回数・修正の定義は明確か
  • 素材・原稿の用意範囲は整理されているか
  • 著作権・データ帰属の条件は確認したか
  • 制作フロー・納期は明示されているか
  • 公開後のサポート範囲と費用は明確か

まとめ:LP制作費用で失敗しないために

この記事のポイントまとめ

  1. LP制作の費用相場は3万〜150万円以上。最も一般的なのは15万〜50万円のスタンダード型
  2. 費用を決める要素は「ボリューム・デザイン・コピー・CMS・サポート」の5つ
  3. 格安LP制作のリスクは「テンプレ流用・修正追加費用・成果への責任なし」の3点
  4. 「高い=成果が出る」は必ずしも正しくない。訴求精度・コピー・改善力が成果を決める
  5. 予算はビジネス成果から逆算して決める
  6. まず小さく作って改善を繰り返すアプローチが有効
  7. 見積もりは金額だけでなく5つのポイントで比較する

LP制作への投資を「コスト」として考えるか「成果を生む資産への投資」として考えるかで、発注の判断が大きく変わります。適切な予算で、成果にコミットできる制作者を選ぶことが、LP制作を成功させる最大のポイントです。

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